銀座哲学レクチャー第5回「性/生の可能性を問う政治哲学」2017/3/2開催!

銀座哲学レクチャー第5回は、比較文学・文化理論、メディア文化論を中心に活躍中の清水知子氏(筑波大学准教授)をお招きして「性/生の可能性を問う政治哲学」と題してお話いただきます。ぜひご参加ください!


【要旨】

21世紀を迎えた今、私たちはこれまでになく危うく、不安定な時代に直面しているのではないでしょうか。私たちが確固としたものと捉えがちな自己は、そのうちに他者の痕跡、亀裂、軋轢を含んだ脆弱なものです。では、アイデンティティという概念を抜本的に批判/検証したあと、どのような政治的可能性が出てくるのでしょうか。今回の講義ではジュディス・バトラーの思想を手がかりに、ジェンダーやセクシュアリティの心的構造を解き明かしながら、人種、経済的格差、宗教、民族といったさまざまな差異のカテゴリーと権力との関係性を再考し、危機の時代を生き抜く思想を探ります。 

【講師紹介】

清水知子(しみず・ともこ) 愛知県生まれ。2001年筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。博士(文学)。現在、筑波大学人文社会系准教授。著書に『文化と暴力―揺曳するユニオンジャック』(月曜社)、「労働と思想』(共著、堀之内出版)、訳書にジュディス・バトラー『権力の心的な生』(共訳、月曜社)、ネグリ&ハート『叛逆』(共訳、NHK出版)など。 

【日時】2017年3月2日(木)19:00-20:30 (講義60分+ディスカッション30分) 

【会場】株式会社クリックネット銀座セミナールーム 

 〒104-0061東京都中央区銀座3-11-18眞帆ビル3階 

【参加費】 1500円(含資料代)   

【定員】20名(先着順) 

【申込先】

https://www.facebook.com/ginzalecture/

https://www.facebook.com/manabi.labo/


当日会場で『21世紀の哲学をひらく――現代思想の最前線への招待』(ミネルヴァ書房、2016年)の特別割引販売(¥3780→¥3000)を行います。 

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